auのエクスペリエンス・デザイン
休日は大型家電量販店を訪れることが多いのですが、松下電器の斜めドラム洗濯機やシャープのアクオスなど、性能はもちろんのこと、ユニバーサル・デザインの導入や有名デザイナーがデザインを手がけるなど、思わず手にとって見たい、触ってみたい製品が店頭に並んでいます。
もちろん携帯電話も例外ではなく、各社、デザイン性を取り入れたケータイを発売し始めています。中でも、先陣を走っているauは、つい先頃、auデザイン・プロジェクト新コンセプトモデル、「HEXAGON」「MACHINA」「MEDIA SKIN」を発表しました。私自身、3機種の中では、自動車のようなフォルムが印象的な「MACHINA」に魅かれています。今回は、「携帯電話がいっそう人の身体に近いモノとなっていく将来を見据え、これまで以上に人の情感に訴え愛着心をかき立てるような携帯電話」がテーマになっています。
現在、携帯電話の普及率が約7割に達する中で、ケータイ・ユーザーの関心はケータイを持つことから、「ケータイを使って何かをすること」、「機能やデザインで個性を表現すること」に変化してきています。こういったユーザーの購買要因変化を真っ先に捉えたのが、auデザイン・プロジェクトであったといえます。
auデザイン・プロジェクトが開始されたのは2001年3月です。このプロジェクトでは、一貫して「よいモノ」、「消費者がほしいモノ」を作るために、大胆な組織改革、人材登用などを行っています。こうした妥協を許さないプロダクトへのこだわりが優れたデザインを生み出していると言えます。
また、サービスの展開においても、auは「EZ着うた」や「EZチャンネル」、「EZテレビ」などのケータイ・コンテンツを充実させ、「家族割」や「自宅割」、「ガク割」等の料金体系などのサービスも、ユーザーを飽きさせない、もっと便利になる取り組みを、戦略的に競合に先駆けて打ち出しています。こういったサービスやマーケティング戦略にも、「顧客が喜ぶ」、だから「ワクワクするようなサービス」を断固として作り続けるというauの精神が反映されていると感じます。
私は1年前まではドコモを使っていたのですが、実は今はボーダフォン・ユーザーです。当時、何もない椅子に座って長々と待たされる営業事務所のようなケータイ・ショップに不満を抱いていた私にとって、ボーダフォン・ショップのサービスの質に満足しました。外出先でバッテリーがなくなることが多かったので、無料充電サービスにも感心して、キャリアを変えた経緯があります。またショップ以外でも、革新的なイメージが反映された製品が魅力的だったのですが、今はどこのキャリアもデザインが似かよってきていて、買い換えたい機種が見つからずにいます。
そういった中で、auデザイン・プロジェクトが手がけるケータイには個性が感じられます。ほとんどの携帯電話の名称が型番扱いなのに対して、個別のブランド名がついていて「愛着感」や「作りこまれている感」が自然と湧いてきます。今の買い替え候補は、機能で選べばドコモのビジネス・ケータイ「M1000」かもしれませんが、製品化されれば「MACHINA」が有力です。
やはり、製品が売れるためには、品質や性能だけではなく、他の差別化要素も必要になってきています。auでは、auデザイン・スタジオでコンセプトモデルの展示会やイベントを開催したり、製品の購買後もアフターサービスやポイント・プログラムを充実させるなど、購買前から購買後まで一貫してお客様が満足できる取り組みを行っています。製品やサービスが、読み出したらとまらない小説や、次の回が待ちきれないテレビドラマのような、まさに一つのエンターテイメント作品のようにお客様に感動を与え続けることを、もう一度「ものづくりの原点」に立ち返って考えることが大切であると思います。
au
http://www.au.kddi.com/製品ラインナップ>au design projectよりコンセプトモデル3機種をご覧いただけます。
TCDブランディングカンパニー 林